わきが・多汗症でお悩みの方の情報サイト www.wakiga-site.net 浜口クリニック(大阪)のわきが治療

わきがの情報サイト「wakiga-site.net」では、わきがでお悩みの方のために、ワキガの原因やワキガ治療の種類、わきが手術の流れ、失敗しないわきが治療など詳しく解説します。ワキガのQ&A、お悩み相談掲示板も併載されています。

保険適用治療>

皮弁法によるわきが手術は保険適用治療です。 3割負担の方で、両脇43,000円程度です。(術前の血液検査と術後の通院費が数千円、別途必要です。)
また、わきが手術による合併症などのトラブルもすべて健康保険の範囲内です。

ワキガ の Q&A

浜口クリニック梅田 院長 浜口雅光が答えました。

わきがのご質問、ご相談はわきが・多汗症の相談室でお受けしています。

ワキガ手術を受けようと思うのですが躊躇しています。やはり手術が怖いのと、普通の注射でも大の苦手なので麻酔もかなり不安です。ワキガ手術の危険性と痛みの少ない麻酔法について詳しくお教えください。
以前は予備的な麻酔無しで、いきなり局所麻酔注射をしていたため痛みはかなり強いものでした。現在、当院では「33G」という極細の針を用いて予備的な麻酔の注射を行ない、次に本番の局所麻酔をする「2段階の麻酔方法」を採っています。この方法ですとチクチクした痛みを最初の予備麻酔の時に感じるだけで、本番の麻酔注射の激痛はありません。
傷跡は残りますか? 腋毛は減りますか?
わきのシワに沿って切開するため目立ちませんが、少しは残ります。女性で3センチぐらい、男性で5センチぐらいのものが残ります。また、術後半年〜1年ほど手術部が赤くなったり、色素沈着する場合もあります。腋毛はかなり減少します。元の10%〜20%程度になります。女性でもともと少ない人は、無くなる方もいます。
わきがの再発はありませんか?
今までに4,000例以上の手術をしましたが、当院では目で確かめながら確実にアポクリン腺を除去するため、通常、術後の再発の心配はありません。汗の量も普通の人と同じ位になります。せっかく手術したのに再発したというケースをよく耳にしますが、これは傷を小さくしようとするあまり、小さな切開で簡単に済ませて手探りで取るため、アポクリン腺を取り残していることが原因です。当院では、他院で手術をした方の再発の手術も行なっていますが、手術中確認すると部分的にアポクリン腺が残っています。除去したアポクリン腺が再生することはありません。
エクリン腺や皮脂腺はとらないのですか?
エクリン腺や皮脂腺を除去する医院もありますが、私は必要ないと思います。誰にでもあるエクリン腺や皮脂腺は、ワキ以外の正常な皮膚の部分にも必ず存在し、皮膚の生理的な機能のためには必要であると考えています。
わきが手術後治癒までどのくらいかかりますか?
治癒まで通常若い女性で3週間位、男性や中年以降の方は4週間位かかります。その間に4〜5回通院が必要です。手術当日と翌日は腕の安静が必要ですが、もちろん日常生活は可能です。
健康保険は適用されますか?
当院がお薦めする「皮弁法」は、健康保険が効きますので非常に安く受けることができます。三割負担の方で4万3〜4千円です。その他には術前に血液検査代と術後の通院費が数千円かかります。また、合併症などのトラブルもすべて保険の範囲内で対処できます。
子供でも手術できるのでしょうか?
アポクリン腺は思春期に発達するため、成長途中で手術すると後で出てくる部分はとり残すことになります。個人差はありますが、「女子14才」「男子16才」以上で手術されることをお勧めします。
自分自身が多汗症なのか、単に“汗かき”なのかがよく分かりません。簡単なチェックの方法があれば教えてください・・・
多汗症と“重度の汗かき”との厳密な境界は、実際に患者さんを診断してみないことには結論が下せません。言えることは、多汗症体質とワキガ体質は共通している点がありますので、本サイトの「ワキガの自己チェック」ページを一度ご覧になってください
わきがの治療方法はひとつでしょうか?
ワキガ治療には実に様々な方法がありますが、多くの方法があるということは、ひとつの方法ですべてを解決することができないということです。それぞれ一長一短があり、病状に応じて適切な方法が選択がなされます。一般的にわきが手術後のダウンタイム(仕事、運動や入浴などが制限される)期間が長いほど効果が高いといえます。なぜなら皮膚に負担を与えるほど徹底的に汗の腺を除去するからです。皮膚への侵襲の少ない方から紹介しましょう。
1.腋の毛を針脱毛(電気脱毛)する 脇の毛の毛穴に沿って絶縁針を挿入し電気を通電することによって永久脱毛ができますが、「小林式絶縁針」では同時に毛穴のところのアポクリン腺の一部を焼灼することができます。この操作を繰り返すことによって汗の量とニオイが減少します。長所としては傷が残らず永久脱毛も同時に行なえること、脱毛後の運動や仕事に制限がないこと。 短所としては焼灼するのが一部のため効果が弱い(軽い腋臭や多汗の人向きである)こと、繰り返し行なうので終了まで5〜10回位(約1年程)かかることが挙げられます。
2.ボトックスの注射をする 本来ボトックスは「多汗症」の治療に用いますが、汗の量の減少とともに腋臭も減少します。腋臭の原因のページでも述べましたが、細菌による分解も関係するため、まったく腋臭がなくなるわけではありません。長所としては傷が残らず、注射後の入浴や運動に支障がないこと。 短所としては効果が約半年から10ヶ月程度である(効果の維持のためには繰り返し注射する必要がある)こと、汗が100%出なくなるわけではないので汗をたくさんかいた時は少し腋臭が残りやすい点です。
3.汗腺凝固の針を皮下挿入し、汗腺を焼く 浜松の小林先生が開発した絶縁針を汗腺専用に作り直した特殊な針を用いてアポクリン腺のみを凝固する方法です。局所麻酔下で行ないますが、術後少し腫れと赤みが続きます。上記(1)の絶縁針脱毛法に改良を加えて、アポクリン腺の焼灼面積を増やして効果を上げています。長所はほとんど傷が残らないこと、まれに針穴が目立つ人がいる程度です。短所は、効果が30〜50%くらいの減少にとどまること。少し操作に慣れが必要なこと。針が太いため、時には「火傷」を生じることもあります。
4.超音波法による手術 局所麻酔下に1センチ程度の切開を加えて「超音波メス」を皮下に挿入、超音波で剥離と汗腺の除去を同時に行なうわきが手術法です。長所は、超音波の剥離ですと皮下の索状の構造は残るため完全に皮膚が剥離されません。術後の皮膚片の位置のズレが起こりにくいこと。全体の傷の治りが早いこと。わきが手術後の出血が少なく、そのため圧迫や固定が軽くてよい等があげられます。短所としては、索状物周囲のアポクリン腺が残ること。アポクリン腺の分解を過度に行なうと皮膚の裏側から熱傷が生じること。目で見て確認できないため終了するポイントは経験と勘が必要な点等があげられます。
5.吸引法による手術 局所麻酔下でワキ部を1〜2センチ切開し、まずその部分から腋毛部分全体の皮下を「はさみ」で剥離します。脂肪吸引の吸引管を改良して先端に掻破用の刃をつけた管でアポクリン腺を皮膚の裏から削るような形で吸引しながら除去します。長所は傷の長さが短くてすむことや手術時間が短いこと。短所は皮膚を剥離した後「止血」ができないこと。裏からあまり削ると線状瘢痕が目立つこと。圧迫を厳重にしないと「血腫」を生じやすいこと。吸引管はまっすぐなので届きにくい部分のアポクリン腺が残ること。終了ポイントがわかりにくい点などが挙げられます。
6.クワドラカット法による手術 上記(5)の吸引法とよく原理は似ています。吸引管の内筒にアポクリン腺を削り取る回転式の刃があり。吸引法より確実かつスマートにアポクリン腺を除去します。長所は管が細いため傷が吸引法よりさらに小さくてすむと点。アポクリン腺の取り残しがさらに少ないこと。手術時間が短いことなど。短所は(5)の吸引法とほぼ同じですが、それ以外には数回で刃が使えなくなるので手術のコストがかかり手術費用に反映される点があげられます。
7.レーザー(スマートリポ)によるアポクリン腺の破壊 局所麻酔下でワキ部に2〜3mmの穴を皮膚に開け、その箇所にレーザー照射用のファイバーを挿入します。ファイバーを前後に動かしながら腋(わき)の毛の範囲のアポクリン腺にレーザーを照射して破壊する方法です。本来、スマートリポは「レーザーによる脂肪細胞の破壊」を目的としていますが、アポクリン腺もその形状が脂肪細胞とよく似ているのでこの装置で破壊が可能です。長所は 皮下を剥離しないので出血がほとんどないこと。出血に伴う血腫などの合併症を起こさないこと。傷跡がおそらく最も小さいこと。傷の直りが早いこと。圧迫など術後の安静がほとんど不要なことがあげられます。短所は1回の手術でアポクリン腺を完全に破壊することはできないこと(効果は50%程度)。あまり長時間照射すると皮膚に「熱傷」の可能性があること。前後の移動操作が遅いと同様に「熱傷」を生じる可能性があるため操作には十分な経験が必要な点があげられます。
8.反転剪除法(皮弁法、剪除法)による手術 局所麻酔下に腋のしわに沿って3〜5センチ程度切開し、皮下を剥離します。皮膚を“反転”し、アポクリン腺を目で見て確認しながら切除します。出血部分を確認して止血後皮膚を元の位置に戻して切開部を縫合し圧迫を加えて終了するわきが手術方法です。長所は、目で見て確認しながらアポクリン腺を除去するので取り残しが無いこと。止血も十分行えるので出血による合併症の確率が少ないこと。短所はやや傷が長い点。十分止血しても「血腫」はある確率で生じること。アポクリン腺の範囲が広い人(剥離範囲の広い人)は傷の治りに時間がかかる点です。
9.切除法による手術 腋の毛の範囲にアポクリン腺があるので、腋毛部分の皮膚をすべて切除してしまう方法です。局所麻酔または全身麻酔で行なわれます。以前よく行われていましたが最近あまり行なう医療機関は少ないようです。長所は皮膚すべてをとるので「完治」すること。短所は長い傷が残ること。腋毛がなくなること。皮膚を取りすぎると拘縮が生じて運動障害の可能性もあることです。
10.皮下組織削除法(稲葉法)による手術 局所麻酔下でワキ部に1センチ程度の切開を加え、まず皮下を剥離します。皮下組織削除器と呼ばれる鋭利な刃のついた機械を挿入し一気に皮膚のアポクリン腺とエクリン腺の一部を削りとります。術後は「ダブルタイオーバー」と呼ばれる方法で強固に圧迫します。長所はアポクリン腺だけでなくエクリン腺も除去できるのでほとんど汗をかかなくできる点。最も確実で効果的な方法といえます短所は真皮が削れるので血流が乏しくなり「血腫」や「感染合併症」を起こした場合皮膚の「部分壊死」を生じやすいことです。機械の操作に慣れていないと薄く削りすぎたり汗腺が切開部周囲に残ったりします。
以上の治療法は私が実際に経験して感じたことを述べました。どれが良い方法であるか結論はありません。それぞれの方法を専門にされている先生は短所を克服し、長所を伸ばされる工夫をされていると思います。また今後新しい治療法も出てくると思います。治療を希望される場合、担当医から十分説明を受けてください。

Q&Aで解決出来なかったお悩みや不安、疑問があれば、わきが・多汗症の相談室にて承ります。長年に渡りコンスタントにわきが手術実績を重ねた浜口院長がわきがや多汗症の疑問やご相談にお応えします。

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