多汗症と汗かきの違い

運動や気温の上昇による汗は、誰もかく通常の汗ですが、多汗症は「手のひら」「足の裏」「ワキの下」「頭や顔」「体全体」に異常に汗をかく病気で、人の体の恒常性を保つための体温調節が必要ない時でも大量の汗をかく病状が『多汗症』と呼ばれるものです。

単によく汗をかくという理由だけで、多汗症と考えるのは早計です。太っている人がたくさん汗をかくのは、単なる生理的現象で病気(多汗症)ではありません。太った人の皮下脂肪は厚く、体内で作られた熱が体外にでにくいため、痩せた人に比べてより余計に汗をだして体温調節をしているためです。

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